大型特殊免許取ってみた

副業

 このブログ記事は大型特殊自動車第一種免許、通称”大特”を取得するまでの備忘録です。

この記事はこんな人にオススメ。
  • 大特”の免許取得って難しいのかな?
  • 大特”を取得するまでの過程はどんな感じ?

 どうも、『てったのぶろぐ』管理人です。

 友人の『仕事の幅が広がるぞ』という言葉に影響されて、大特免許を取って来ました。

 これから”大特“教習内容を知りたい人たちに参考になればと思います。

1. まずは片っぱしから電話

■思い立ったら電話

  • 最寄りの自動車学校をピックアップ
  • 大型特殊の教習を取り扱っているか?
  • その際、作業免許も一緒に取れるか?
  • 取得までの金額はいくらか?
  • 教育訓練給付制度対応か?
A校B校C校
大型特殊のみ130,000円140,000円130,000円
作業免許とセット170,000円140,000円170,000円
※わかりやすくするため、金額の端数はなしにしています。
  • 大型特殊免許が取得可能な教習所は3校
  • 作業免許は3校ともオッケー。
  • もちろん教育訓練給付金は対応。
  • B校はキャンペーン中で、実質、作業免許取得料金はサービス
てった
てった

これは、B校に決定だよ。

くろてった
くろてった

ちなみに、クレジット払いもOKだって。

ポイントもしっかりもらおうね。

2. 入校手続き

■入校の日はこんな感じです。

  • 入校手続きの書類に記入
  • 顔写真の撮影
  • 視力検査、色彩識別検査、
  • 取得までのスケジュールを組む
  • 適性検査

■入校手続き書類に記入

 書類に名前、住所などを書いていきます。

 直近で、交通違反しているかを記入する書類もあるので、そちらも記入。

 違反してるから免許が取れないとかはないのでご安心ください。

教官
教官

ちなみに違反した日は、ざっくりでいいですよ。


■視力検査、色彩識別検査

視力検査
  • 両眼 0.7以上
  • 一眼の視力がそれぞれ0.3以上であること
教官
教官

もちろん、めがね、コンタクトレンズを着用して上記の視力があればOKです。

色彩識別検査

赤・青(信号)・黄色が識別できればオッケーです。

 検査オッケーなら、教習料金の支払いをします。


■顔写真の撮影

てった
てった

このときの顔写真が、今の免許証に上書きされるわけではありません。

くろてった
くろてった

髪の毛のセット、化粧やメイクを決めてなくても大丈夫。


■取得までのスケジュールを組む

 大特免許を取得するためには、実習6時間をこなしたあとに卒業検定を受けなくてはいけません。

 1日2時間ずつ実習を入れると最短4日で取得可能です。

教習 1日目実習 2時間
教習 2日目実習 2時間
教習 3日目実習 2時間
教習 4日目卒業検定
教官
教官

空いてる日があれば、どんどん予約を入れて”実習を消化“していきましょう。

てった
てった

ちなみに、1日の実習上限は最高2時間なんだって。

くろてった
くろてった

ちなみに、大特免許の取得期限は、入校から3か月以内とのこと。


■適性検査 OD検査

 別室で、その日入校手続きに来てた高校生と一緒に適性検査を受けます。

教官
教官

あなたはこういう性格だから、こういうところに気をつけて運転しましょう。

という検査です。

 特に気にする必要はありません。

3. 教習1日目

■受付

 教習時間前に、受付で教習原簿を受け取ります。

 時間になったら、機械の前で待機しててとのことなので待ってると、教官が来ます。

教官
教官

よろしくお願いします。

免許証と教習原簿、視力の悪い人は眼鏡等の有無を確認しますね。


■教習の機械

 機械は一般的な『コマツのWA100』

 実物はやはり大きいですね。

 運転席の左側には教官が乗る座席が設けられています。


■基本操作

 教習所では”公道を走る“ための操作を学びます。

 まずは、教官が運転席に座りお手本で走ってくれます。
 筆者は横に座ります。

  • シフトレバー
  • ウインカー
  • バケットの上げ下げ
教官
教官

ウインカー合図は、普通自動車と違って”自ら消す“をしなければならないので、合図しっぱなしに注意しましょう。


■発進前

 基本操作を学んだら、いよいよ筆者の実践です。

 機械に乗り込む前に、周囲の安全確認をします。

 バケットから反時計回りに確認したら、運転席に乗り込みます。

教官
教官

乗り込む際は、強風でドアが動くと危険なので、必ずドアは完全に空けてロックしてください。

 運転席に座ったら、発進準備です。

  1. ドアロック
  2. シートの位置調整
  3. バックミラー調整
  4. シートベルト装着
  5. エンジン始動
  6. 作業装置のロック解除
  7. アームを地面から50センチ以上上げる
  8. バケットは一番上向きにする。
  9. 作業装置をロックをする
  10. サイドブレーキを下ろす
  11. シフトレバーを”F”にする
教官
教官

バケットは50センチ以上となっていますが、上げすぎると、走行が安定しないので気をつけて。


■いよいよ発進

 もう一度頭を振って周囲を確認したら、

  1. バックミラーを確認
  2. 右ウインカーで合図

必ず、『バックミラー →ウインカー』でお願いします。

 出発地点からコースに入る前には必ず

  1. ドアミラー 
  2. 後方目視をします。

 そして、コースに入っていきましょう。


■以下は、”大特“走行中のポイントです。

教官
教官

公道を走る時のブレーキは、普通自動車と同じく右足で操作してください。

教官
教官

ハンドル操作は、左手でお願いします。

教官
教官

基本は左側を走行します。

自転車、バイクを入れさせないくらいまで寄ってください。


■各走行時の基本動作

交差点進入
  • 交差点の手前で左右確認
  • 右折なら →右折時の基本動作へ
  • 左折なら →左折時の基本動作へ

一次停止
  • 一次停止の標識前で止まります
  • 停止後左右確認
  • 右折なら →右折時の基本動作へ
  • 左折なら →左折時の基本動作へ
教官
教官

大型特殊の車両は、タイヤではなく、バケットが停止線の手前になるように停止しましょう。

右折
  • バックミラー
  • 右ウインカー
  • 右後ろ目視
  • 車道の右側へ寄っていく
  • 対向車いなければ右折
教官
教官
  • 右折は交差点の中心のすぐ内側をきちんと回りましょう。
  • 右カーブと同じ動きです。

左折
  • バックミラー
  • 左ウインカー
  • ドアミラー
  • 巻込み目視

踏み切り
  • 停止線の前で一次停止
  • ドアを開けてみて電車の音がないか確認
  • 左右確認
教官
教官

大型特殊の窓は開けるのが大変なので、ドアを開けましょう。

開ける際は、後方確認を忘れずに。

見通しの悪い
教官
教官

しっかり身を乗り出してのぞき込む感じで、左右確認しましょう。

右カーブ後の右折
  • カーブ手前でバックミラー
  • 右ウインカー
  • 右後方目視
  • カーブの最後で右に進路変更
教官
教官

カーブの途中ではなく、カーブの最後まで我慢して車道の右によっていきましょう。

方向転換
  • 方向転換位置を見る
  • 一次停止
  • シフトレバーをバックに入れる
  • 方向転換方向へウインカー
  • 車両全体の目視
  • 左右のドアミラーを見ながらバック開始
教官
教官

ここが、”大特免許取得“の”キモ“です。しっかりと感覚を身につけましょう。

ゴール
  • バックミラー
  • 左ウインカー
  • ドアミラー
  • 巻込み目視
  • 停止
  • サイドブレーキ
  • シフトレバーをニュートラルへ
  • ウインカー切る
  • 作業ロック解除
  • バケットを水平にして地面に下ろす
  • 作業ロック
  • エンジン停止
教官
教官

できるかぎり左に寄ります。前をみながらドアミラーをチラ見しましょう。

バケットの水平は、水平出し機能を使います。

 18歳で普通自動車運転免許を取った高校生の頃から比べれば、ベテランドライバーの域で余裕だろうと思ってましたが、なかなかに基本を忘れていて指摘されましたね。

教官
教官

昔習った基本を思い出して(笑)

4. 教習2日目

 2日目となると、落ち着いて視野が広くなるもの。

 よくよく考えれば、ほとんどが目視とウインカーの繰り返しです。

 検定で走るコースは、3パターンあります。

 実習ではひたすら検定コースを走り、”大特“の運転になれていきます。

教官
教官

大型特殊の走行に慣れて、方向転換を決めて下さい。

5. 教習3日目

 3日目も、ひたすら検定コースを走ります。

 卒業検定を受けてもいいよ〜の”みきわめ教習 可”のところに、ハンコをもらいます。

 実習最後に、検定当日の作法的なことを聞きます。

  • 11:00に受付前のロビーで待機すること。
  • 検定官に『自己申告をお願いします。』と言われるので、名前、生年月日、年齢を伝えること。
  • 機械に乗り込んだら『同乗者の方はシートベルトをお願いします。』と言うこと。
教官
教官

免許証と眼鏡等は絶対に忘れないで下さい。

6. 卒業検定

■11:00

 ロビーに待機します。

教官
教官

特に受付でどうこうはありません。

 しばらくすると、今まで教習を教わってた違う人が”検定官”としてやってきます。

検定官
検定官

はい、今日は2名の方が”大特“の卒業検定ですね〜。


■検定の説明

 別室にて、検定の説明を受けます。

 まずは、自己申告を実施。

 その後、不合格になる説明を受けます。

  • 検定官にブレーキを踏まれる
  • 検定官にハンドルを握られる
  • 危険な運転をする
  • 検定は減点方式で、合格の見込みのないほど減点になった場合
  • 大きな脱輪

 検定コースの説明をされます。

コースは覚えてなくても、案内するので大丈夫です。

■卒業検定

 筆者の検定順序はトップバッターでした。

 検定は機械に乗るところから、コースを走って機械を降りるところまでを見られます。

 検定官の案内通りに走り、方向転換を決めて走りきりました。

 最後に周囲の安全確認をしながら下車し、検定官から今後、走り方についてアドバイスをもらいます。

検定官
検定官

お疲れさまでした。

全員の検定が終わってから合否判定を出しますので、ロビーでお待ち下さい。

■待機

 ロビーでは、他の人の検定を見ることができます。

 ここで、もう1人の検定が無事に終わるのを待ちましょう。


■合否判定

 もう1人の検定者もロビーにやってきます。

 しばらくすると、

教官
教官

お疲れさまでした。

2人とも合格です!!

 無事に合格することができました。

 卒業証明書をいただいて、本校を後にしました。

7. 運転免許試験場

 教習所を後にした筆者は、管轄の運転免許センターに行きましょう。

 持参するもの

  • 教習所の卒業証明書
  • 運転免許証
  • 収入証紙のお金(約2〜3千円)

 あとは、指示に従いましょう。

てった
てった

この時に、証明書の写真を撮るよ。

くろてった
くろてった

バシッと、髪型や化粧は決めて行こう。

 免許証に”大特“と表示されてる、新しい免許をもらって終了です。

 (※作業免許に関しては、教習所とは別の場所で取得予定なので、日程調節中です。)

まとめ

大型特殊免許取得までのまとめ
  • 免許取得費用は10万〜15万程度
  • 最短4日で取得可能
  • 公道を走る試験はない
  • ミソは方向転換
  • 教習所に通えば受かる

 いかがでしたか?

 基本的な操作、安全確認動作に慣れ、方向転換にも慣れれば比較的カンタンに取得可能な免許でしょう。

 費用は少し高いですが、副業の幅は広がるかもしれません。

 自己投資のひとつとして、挑戦してみてはいかがでしょう。

てったのぶろぐ管理人

若いころから、いち企業の歯車であること、日本古来の年功序列、サービス残業美徳、終身雇用の風習に疑問を持ち、自己研鑽のために転職を繰り返し、20代の頃からダブルワークを始める。
30代になると体を使って稼ぐことに限界を感じ、資産運用を始める。

ブラック企業は2社経験。
現在も博識になるために日々奮闘中。
人生で培ってきた経験をお得なノウハウとして情報発信するべく、ブログを開始。

※ちなみにプロフィール画像は、こどもが描いたイカの妖精らしい。
 

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