このブログ記事は紅ザケ(鮭)の魅力を紹介しています。
どうも、『てったのぶろぐ』です。
焼き魚の代表格といえばサケ(鮭)。
ふっくらした身に、ジューシーな脂、パリパリの皮は、白いごはんを何杯も進めちゃう要因に。
サケと言っても実にさまざまな種類が食されています。
今回は紅いサケ、『紅ザケ』について紹介しようと思います。
- 紅ザケとはこんなサケ。
- 紅ザケを食べると健康に。
目次
1. 紅ザケ(鮭)とは
サケ目サケ科サケ属の魚です。
主な棲息域はアラスカ(アメリカ)、ロシア、カナダ。
太平洋北部、ベーリング海、オホーツク海を回遊する、名前のとおり身が紅色のサケです。
脂があって焼くと身がふっくら仕上がり、他のサケより上品な味わいです。
2. 赤い理由はアスタキサンチン
サケは身に色がついているので、よく赤身魚と思われがちですが、実は『白身魚』なのはご存知でしょうか。

赤身魚といえば『マグロ』。

白身魚といえば『鯛』や『ヒラメ』だよ。
身の色がオレンジや赤色になる”ワケ”は、エサである甲殻類の殻に含まれるアスタキサンチンという天然色素によるものです。

エビやカニを茹でると赤くなるのはこの『アスタキサンチン』によるものだよ。
そして、紅ザケは名前のとおり、他のサケに比べ身が赤いんです。

つまりはアスタキサンチンが豊富なんだね。
3. アスタキサンチンの抗酸化作用
紅ザケやエビに含まれるアスタキサンチンは赤色の天然色素(カロテノイド)の一種です。
天然色素には抗酸化作用があり他にも、
- トマトから摂れるリコピン
- にんじんなどから取れるβ―カロテン
が有名ですね。
その他に抗酸化作用がある代表的な栄養素として、ビタミンEがあります。
アスタキサンチンは他の成分より強い抗酸化作用(活性酸素を除去して、物質が酸化するのを抑制する働き)を持ち、肌や脳、眼、運動など、さまざまな健康効果が期待されています。
特に一重項酸素を除去する力や脂質の酸化防止剤としての役割は、
- リコピンの1.6倍
- β―カロテンの4.9倍〜50倍
- ビタミンEの100倍〜550倍
とも言われています。

一重項酸素とは、活性酸素の一種で特に”脂質の酸化力”が強いと言われています。

脂質が酸化すると、体内の細胞を傷つけ、老化を早めたり、さまざまな病気を引き起こしたりする原因になるんだって。
それでは、アスタキサンチンの抗酸化作用により、どのような健康効果があるか見ていきましょう。
3-1. 眼精疲労の改善に
まずは、アスタキサンチンによる眼の健康効果を見ていきましょう。
アスタキサンチンは、目のピント調節をしている毛様体筋という筋肉の血流などを改善すると言われており、
- ピント調節機能の改善
- 眼精疲労の改善

毎日アスタキサンチンを5mg摂取を1ヶ月続けた研究結果らしいですね。
3-2. 美肌効果
次に、アスタキサンチンによるお肌の健康効果を見ていきます。

アスタキサンチンによる肌の健康効果は主に2つです。
- 抗紫外線効果
- 保湿効果
- 紫外線から肌を守り、シワやシミの形成を抑制。
- 肌の潤いを守る→経皮水分の蒸散を抑制。

肌ってことは、頭皮も含まれる?

髪が生える!?
(リコピンとアスタキサンチンのコラボただいま整備中)
3-3. 体の健康に
その他アスタキサンチンがもたらす体の健康として、
- 血中脂質の酸化を防止する機能
- 認知機能の改善
- 精神的な負荷による疲労感の回復促進
- 運動疲労の軽減
などさまざまな方面で良いことづくめな栄養素です。
4. エビを食えばいいのでは?
4-1. 各食品のアスタキサンチン含有量
身の色が甲殻類のアスタキサンチン由来ならば、エビを摂取すればいいのでは?と思うでしょう?
紅ザケやエビ、その他食品のアスタキサンチン含有量を見てみましょう。

アスタキサンチン含有量が特に多い食品だよ。
オキアミ | 約30mg |
紅サケ | 約 3mg |
キングサーモン | 約 1.5mg |
イクラ | 約 0.8mg |
毛ガニ | 約 0.7mg |
車エビ | 約 0.3mg |

あれあれれ?毛ガニや車エビってそんなんでもないんだね。

いかに、紅ザケを推している理由がわかるでしょう。
4-2. アスタキサンチンの推奨摂取量
どの食品成分にも1日の推奨摂取量があります。
アスタキサンチンの推奨摂取量は6mg/日と言われています。

それでは、先ほど見た食品はどれくらい食べればいいのか見てみましょう。
オキアミ | 30g |
紅サケ (1切 80g) | 2.4切 |
キングサーモン (1切 80g) | 5切 |
イクラ (大さじ1杯 25g) | 30杯 |
毛ガニ (1杯 500g) | 1.8杯 |
車エビ (大1尾 70g) | 30尾 |

オキアミと紅ザケは3食で消費すればイケそうだけど、その他は結構お腹にくるね。

イクラや、毛ガニなんて高級品は頻繁に食べられないしね。

ちなみにアスタキサンチンを12mg/日以上摂ると、より効果を体感できるそうですよ。

わぉっ。そんなに食べられないし、イクラはコレステロールの問題も出てきそうだね。

オキアミを食べる場合、甲殻類アレルギーの人は気をつけてね。
まとめ
- アスタキサンチンには老化防止を始め、さまざまな効能がある。
- アスタキサンチンは食事して摂取する必要がある。
- 紅サケにはアスタキサンチンが豊富。
- 推奨摂取量は1日6mg/日。
- 12mg/日摂るとなお効果的。
紅サケに秘められた効能いかがでしたか?
おいしいだけではなく、健康になる食品。
これぞ医食同源。
まずは試してみてはいかがでしょうか。
アスタキサンチン推奨摂取量(6mg/日)を食品でとるときの目安|一般社団法人 食品分析開発センター SUNATEC
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