このブログ記事は大型特殊自動車第一種免許、通称”大特”を取得するまでの備忘録です。
- ”大特”の免許取得って難しいのかな?
- ”大特”を取得するまでの過程はどんな感じ?
どうも、『てったのぶろぐ』管理人です。
友人の『仕事の幅が広がるぞ』という言葉に影響されて、大特免許を取って来ました。
これから”大特“教習内容を知りたい人たちに参考になればと思います。
1. まずは片っぱしから電話
■思い立ったら電話
- 最寄りの自動車学校をピックアップ
- 大型特殊の教習を取り扱っているか?
- その際、作業免許も一緒に取れるか?
- 取得までの金額はいくらか?
- 教育訓練給付制度対応か?
A校 | B校 | C校 | |
---|---|---|---|
大型特殊のみ | 130,000円 | 140,000円 | 130,000円 |
作業免許とセット | 170,000円 | 140,000円 | 170,000円 |
- 大型特殊免許が取得可能な教習所は3校
- 作業免許は3校ともオッケー。
- もちろん教育訓練給付金は対応。
- B校はキャンペーン中で、実質、作業免許取得料金はサービス
![てった](https://webwebweaving.link/wp-content/uploads/2024/07/DSC_0822-1-scaled.jpg)
これは、B校に決定だよ。
![くろてった](https://webwebweaving.link/wp-content/uploads/2024/07/DSC_0823-1-scaled.jpg)
ちなみに、クレジット払いもOKだって。
ポイントもしっかりもらおうね。
2. 入校手続き
■入校の日はこんな感じです。
- 入校手続きの書類に記入
- 顔写真の撮影
- 視力検査、色彩識別検査、
- 取得までのスケジュールを組む
- 適性検査
■入校手続き書類に記入
書類に名前、住所などを書いていきます。
直近で、交通違反しているかを記入する書類もあるので、そちらも記入。
違反してるから免許が取れないとかはないのでご安心ください。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
ちなみに違反した日は、ざっくりでいいですよ。
■視力検査、色彩識別検査
- 両眼 0.7以上
- 一眼の視力がそれぞれ0.3以上であること
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
もちろん、めがね、コンタクトレンズを着用して上記の視力があればOKです。
赤・青(信号)・黄色が識別できればオッケーです。
検査オッケーなら、教習料金の支払いをします。
■顔写真の撮影
![てった](https://webwebweaving.link/wp-content/uploads/2024/07/DSC_0822-1-scaled.jpg)
このときの顔写真が、今の免許証に上書きされるわけではありません。
![くろてった](https://webwebweaving.link/wp-content/uploads/2024/07/DSC_0823-1-scaled.jpg)
髪の毛のセット、化粧やメイクを決めてなくても大丈夫。
■取得までのスケジュールを組む
大特免許を取得するためには、実習6時間をこなしたあとに卒業検定を受けなくてはいけません。
1日2時間ずつ実習を入れると最短4日で取得可能です。
教習 1日目 | 実習 2時間 |
教習 2日目 | 実習 2時間 |
教習 3日目 | 実習 2時間 |
教習 4日目 | 卒業検定 |
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
空いてる日があれば、どんどん予約を入れて”実習を消化“していきましょう。
![てった](https://webwebweaving.link/wp-content/uploads/2024/07/DSC_0822-1-scaled.jpg)
ちなみに、1日の実習上限は最高2時間なんだって。
![くろてった](https://webwebweaving.link/wp-content/uploads/2024/07/DSC_0823-1-scaled.jpg)
ちなみに、大特免許の取得期限は、入校から3か月以内とのこと。
■適性検査 OD検査
別室で、その日入校手続きに来てた高校生と一緒に適性検査を受けます。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
あなたはこういう性格だから、こういうところに気をつけて運転しましょう。
という検査です。
特に気にする必要はありません。
3. 教習1日目
■受付
教習時間前に、受付で教習原簿を受け取ります。
時間になったら、機械の前で待機しててとのことなので待ってると、教官が来ます。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
よろしくお願いします。
免許証と教習原簿、視力の悪い人は眼鏡等の有無を確認しますね。
■教習の機械
機械は一般的な『コマツのWA100』
実物はやはり大きいですね。
運転席の左側には教官が乗る座席が設けられています。
■基本操作
教習所では”公道を走る“ための操作を学びます。
まずは、教官が運転席に座りお手本で走ってくれます。
筆者は横に座ります。
- シフトレバー
- ウインカー
- バケットの上げ下げ
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
ウインカー合図は、普通自動車と違って”自ら消す“をしなければならないので、合図しっぱなしに注意しましょう。
■発進前
基本操作を学んだら、いよいよ筆者の実践です。
機械に乗り込む前に、周囲の安全確認をします。
バケットから反時計回りに確認したら、運転席に乗り込みます。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
乗り込む際は、強風でドアが動くと危険なので、必ずドアは完全に空けてロックしてください。
運転席に座ったら、発進準備です。
- ドアロック
- シートの位置調整
- バックミラー調整
- シートベルト装着
- エンジン始動
- 作業装置のロック解除
- アームを地面から50センチ以上上げる
- バケットは一番上向きにする。
- 作業装置をロックをする
- サイドブレーキを下ろす
- シフトレバーを”F”にする
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
バケットは50センチ以上となっていますが、上げすぎると、走行が安定しないので気をつけて。
■いよいよ発進
もう一度頭を振って周囲を確認したら、
- バックミラーを確認
- 右ウインカーで合図
![](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
必ず、『バックミラー →ウインカー』でお願いします。
出発地点からコースに入る前には必ず
- ドアミラー
- 後方目視をします。
そして、コースに入っていきましょう。
■以下は、”大特“走行中のポイントです。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
公道を走る時のブレーキは、普通自動車と同じく右足で操作してください。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
ハンドル操作は、左手でお願いします。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
基本は左側を走行します。
自転車、バイクを入れさせないくらいまで寄ってください。
■各走行時の基本動作
- 交差点の手前で左右確認
- 右折なら →右折時の基本動作へ
- 左折なら →左折時の基本動作へ
- 一次停止の標識前で止まります
- 停止後左右確認
- 右折なら →右折時の基本動作へ
- 左折なら →左折時の基本動作へ
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
大型特殊の車両は、タイヤではなく、バケットが停止線の手前になるように停止しましょう。
- バックミラー
- 右ウインカー
- 右後ろ目視
- 車道の右側へ寄っていく
- 対向車いなければ右折
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
- 右折は交差点の中心のすぐ内側をきちんと回りましょう。
- 右カーブと同じ動きです。
- バックミラー
- 左ウインカー
- ドアミラー
- 巻込み目視
- 停止線の前で一次停止
- ドアを開けてみて電車の音がないか確認
- 左右確認
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
大型特殊の窓は開けるのが大変なので、ドアを開けましょう。
開ける際は、後方確認を忘れずに。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
しっかり身を乗り出してのぞき込む感じで、左右確認しましょう。
- カーブ手前でバックミラー
- 右ウインカー
- 右後方目視
- カーブの最後で右に進路変更
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
カーブの途中ではなく、カーブの最後まで我慢して車道の右によっていきましょう。
- 方向転換位置を見る
- 一次停止
- シフトレバーをバックに入れる
- 方向転換方向へウインカー
- 車両全体の目視
- 左右のドアミラーを見ながらバック開始
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
ここが、”大特免許取得“の”キモ“です。しっかりと感覚を身につけましょう。
- バックミラー
- 左ウインカー
- ドアミラー
- 巻込み目視
- 停止
- サイドブレーキ
- シフトレバーをニュートラルへ
- ウインカー切る
- 作業ロック解除
- バケットを水平にして地面に下ろす
- 作業ロック
- エンジン停止
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
できるかぎり左に寄ります。前をみながらドアミラーをチラ見しましょう。
バケットの水平は、水平出し機能を使います。
18歳で普通自動車運転免許を取った高校生の頃から比べれば、ベテランドライバーの域で余裕だろうと思ってましたが、なかなかに基本を忘れていて指摘されましたね。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
昔習った基本を思い出して(笑)
4. 教習2日目
2日目となると、落ち着いて視野が広くなるもの。
よくよく考えれば、ほとんどが目視とウインカーの繰り返しです。
検定で走るコースは、3パターンあります。
実習ではひたすら検定コースを走り、”大特“の運転になれていきます。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
大型特殊の走行に慣れて、方向転換を決めて下さい。
5. 教習3日目
3日目も、ひたすら検定コースを走ります。
卒業検定を受けてもいいよ〜の”みきわめ教習 可”のところに、ハンコをもらいます。
実習最後に、検定当日の作法的なことを聞きます。
- 11:00に受付前のロビーで待機すること。
- 検定官に『自己申告をお願いします。』と言われるので、名前、生年月日、年齢を伝えること。
- 機械に乗り込んだら『同乗者の方はシートベルトをお願いします。』と言うこと。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
免許証と眼鏡等は絶対に忘れないで下さい。
6. 卒業検定
■11:00
ロビーに待機します。
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
特に受付でどうこうはありません。
しばらくすると、今まで教習を教わってた違う人が”検定官”としてやってきます。
![検定官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/doctor.png)
はい、今日は2名の方が”大特“の卒業検定ですね〜。
■検定の説明
別室にて、検定の説明を受けます。
まずは、自己申告を実施。
その後、不合格になる説明を受けます。
- 検定官にブレーキを踏まれる
- 検定官にハンドルを握られる
- 危険な運転をする
- 検定は減点方式で、合格の見込みのないほど減点になった場合
- 大きな脱輪
検定コースの説明をされます。
![](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/doctor.png)
コースは覚えてなくても、案内するので大丈夫です。
■卒業検定
筆者の検定順序はトップバッターでした。
検定は機械に乗るところから、コースを走って機械を降りるところまでを見られます。
検定官の案内通りに走り、方向転換を決めて走りきりました。
最後に周囲の安全確認をしながら下車し、検定官から今後、走り方についてアドバイスをもらいます。
![検定官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/doctor.png)
お疲れさまでした。
全員の検定が終わってから合否判定を出しますので、ロビーでお待ち下さい。
■待機
ロビーでは、他の人の検定を見ることができます。
ここで、もう1人の検定が無事に終わるのを待ちましょう。
■合否判定
もう1人の検定者もロビーにやってきます。
しばらくすると、
![教官](https://webwebweaving.link/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
お疲れさまでした。
2人とも合格です!!
無事に合格することができました。
卒業証明書をいただいて、本校を後にしました。
7. 運転免許試験場
教習所を後にした筆者は、管轄の運転免許センターに行きましょう。
持参するもの
- 教習所の卒業証明書
- 運転免許証
- 収入証紙のお金(約2〜3千円)
あとは、指示に従いましょう。
![てった](https://webwebweaving.link/wp-content/uploads/2024/07/DSC_0822-1-scaled.jpg)
この時に、証明書の写真を撮るよ。
![くろてった](https://webwebweaving.link/wp-content/uploads/2024/07/DSC_0823-1-scaled.jpg)
バシッと、髪型や化粧は決めて行こう。
免許証に”大特“と表示されてる、新しい免許をもらって終了です。
(※作業免許に関しては、教習所とは別の場所で取得予定なので、日程調節中です。)
まとめ
- 免許取得費用は10万〜15万程度
- 最短4日で取得可能
- 公道を走る試験はない
- ミソは方向転換
- 教習所に通えば受かる
いかがでしたか?
基本的な操作、安全確認動作に慣れ、方向転換にも慣れれば比較的カンタンに取得可能な免許でしょう。
費用は少し高いですが、副業の幅は広がるかもしれません。
自己投資のひとつとして、挑戦してみてはいかがでしょう。
コメント